新年賀詞交換会に於ける桜井会頭挨拶
 

2019年新年挨拶            

                           

皆様、新年明けましておめでとうございます。

 

まずは、昨年を振り返ると、世界では政治、経済共に様々なことが起きましたが、

特に、米中貿易摩擦は、経済大国第一位と第二位の大国間での、貿易、更には

安全保障も絡んでくる様相を呈しており、世界経済を取り巻く環境は、不透明感が

漂い、緊張感が高まっている状況かと思いますし、年明けの株式や為替の乱高下も

現下の世界情勢を反映しているのでしょう。

 

我々の仕事の拠点であるこの香港においても、昨年前半は経済成長率も好調な出足

でしたが、米中貿易摩擦の影響もあり、後半は多少落ち込み、通年見通しは3.2%

程度となるようです。然しながら、失業率は2年近く2.8%と20年振りの低い数字が

続いており、またIPO上場規模は昨年世界トップ、香港への訪問客も過去最高の

65百万人規模が見込まれており、更には、昨年秋にはようやく高速鉄道と香港マカオ

珠海大橋が開通、これでインフラが整ったことで、今年はいよいよ大湾区構想が実行に

移されていくステージになりました。私は、米中通商問題も大湾区構想も、香港に

とっては、此れまで長年培ってきた、その価値、様々な優位性を、維持、そして更に

高めていけるのか、極めてチャレンジな一年になるのだろうと思います。

 

我々、日系企業各社にとっても、この変化に伴うチャンスをしっかりと活かし、新たな

ビジネスを開拓していければ、それが、香港の成長並びに日本香港の関係強化に

寄与していくであろうと確信しております。

 

今年、当商工会議所は、皆様の長年のご支援により、節目の設立50周年を迎える

こととなり、この秋には記念式典を開催予定です。今年も、当所では、会員相互の

交流の場の提供のみならず、香港政府、在香港日本国総領事館を始め、ジェトロ香港、

日本政府観光局、香港貿易発展局、インベスト香港、各国商工会等とも更に協業、交流を深め、

会員各企業の業容拡大や課題解決に資する活動をしていくことを心掛けて参りますので、

引き続きのご指導、アドバイスをよろしくお願い致します。

 

本年2019年が、皆様にとって、良い一年となりますよう祈念申し上げます。

 

                                                                   2019年1月16日 会頭 桜井 知治